芦屋のお好み焼・鉄板焼 あえ

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元タクシー運転手の独り言ブログ~お金ない人は乗っちゃダメ編~

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本日もお好み焼・鉄板焼 あえ のホームページにお越しくださいましてありがとうございます。

いつの間にか世間は秋になっていますね。


秋と言えばやはり食欲の秋。


食欲旺盛な私シゲではございますが、本日とんでもない事が起こってしまいました。




吐血です。




どうやら胃に穴がお開きあそばされたようで大方1年振りに総合病院に行ってまいりました。

血液検査をされ、貧血気味だと言われてしまい、点滴を2時間もかけて落とされた上に胃カメラまで飲まされました。

そもそも血液検査の為に血を抜いたから貧血気味なのではないかと病院に対して不信感しかありません。


しかし人間えらいもんで、胃に穴が開いてまっせと言われるまではさほど痛くないのですが、言われてしまうと痛くなるんですよね。

そんな胃痛に襲われながら焼そばとおにぎりを頂いているシゲが今日も更新担当させていただきます。



ある晴れた夏の日の出来事



茹だる様な暑さでタクシー内の冷房もろくに効かず、太陽に八つ当たりしてしまいそうな日の事です。


木陰でエンジンの回転数を上げて冷房の吹き出し口から出てくる冷風を体いっぱいに蓄えようとしていました。

車内も体も冷えてきて、そろそろお楽しみのお昼寝タイムに入ろうとしている時に無線の呼び出し音が心地よい時間を引き裂く様にけたたましく鳴り響きました。

私の止まっている木陰から3分も有れば十分到着するマンションでお呼び出しです。

倒していた椅子をお越して、シートベルトを締めて車を走らせました。


予定通りの時刻に到着し、車を止めてお客様をお待ちしていました。

マンションの前はギラギラと照り付ける太陽を遮る物は一切無く、タクシーの車体は勿論の事、私の体を容赦なく照り付けてきます。

先ほどの木陰で冷やした車内が嘘のように温度はうなぎ登り。


しかし現着から10分程経過してもお客様は出ていらっしゃいません。


マンションの前でエンジンの回転数を上げるという暴挙に出るわけにもいかず、私はただただお客様を待ち続けました。



しばらくすると50代半ば頃でしょうか、一人のご婦人がマンションのエントランスから出ていらっしゃいました。

明らかに遅れてきているにも関わらず、急ぐそぶりも一切見せる事無くタクシーに近づいてこられました。

そしてタクシーに乗り込んで、行き先を告げてきました。



距離云々で言ってはいけない事なのですが、確実に当たりと言って良い行き先を告げられて、私は若干テンションが上がりましたが、平静を装って車を走り出しました。



お客様、正気ですか?



とても上品なご婦人で道中の車内でも中々いい感じで会話がはずみました。

目的地が近づいてきて、詳しい場所を聞きながら目的地に向かっていました。

いよいよ目的地に到着して、私は料金をお客様に告げました。



金額は一万円でタバコ銭が残るくらいの金額でした。



そのご婦人は私からの金額を聞いて『あら、そうですか。』と言って後ろでゴソゴソしはじめました。

お客様がカバンをあさっているのをジッと見る訳にもいかないので、私は視線を前に向けて支払いを待っていました。

かなり長い時間ゴソゴソしていましたが、しばらく待っているとご婦人は声をかけてきました。


『じゃぁこれでお願いします。』


その声に反応して私が後ろを振り返って手を出した時に事件が起こりました。



私が差し出した手に、それはそれは気持ち悪いパンツが置かれたのです。

何をとち狂ったのか、私の手に汚いパンツを乗せてきやがったのです。

余りに唐突な上に、今まで遭遇したことが無い出来事で私の頭は真っ白になってしまい、体が硬直してしまいました。


そもそも何がしたいのでしょうか。


こんな汚いパンツが一万円近い値打ちがあって、それでタクシー代金を支払おうという算段なのでしょうか。


もしくは面白いと勘違いして笑いを取りにきたのでしょうか。

私には全く理解ができませんでした。



何を言えば良いのか、どの言葉が正解なのかを頭の中で考えに考えた私は言いました。


『これは何ですか?』


そんな洒落も効いていない言葉を出すのが限界の精神状態でした。

するとご婦人は言いました。



『パンツです。』



何を言っているんだこの糞ババアは。と思わず倒置法を使ってしまう程ふざけた回答を出してきました。


『いや、そんな事を聞いているのではなくて、何のつもりでこんな物を渡してきたのですかと聞いているのですけど。』


こんな局面にも関わらず、自分でも驚きの冷静さです。


『お金持ってないので代わりにこれで支払います。』


いよいよ何を言っているのか全く理解できません。

お金持っていないにも関わらず、わざわざタクシーを自宅まで呼びつけて遠くまで来ておいてパンツで清算なんて出来る訳がありません。



これが仮に超有名女優さんのサイン入り生パンツなら話は変わってきます。


多分売ったらそれなりの金額になりそうですからね。



でもここに乗っている糞ババアご婦人はそんな感じでは一切ありません。

仕方がないので丁重にパンツでの支払いは出来ない事を告げるとまさかの答えが返ってきました。




『前はこれでいけましたよ。』




何て事をしてくれたんだ。

前の運転手はこんな糞ババアご婦人のパンツで一万円近い金額を自腹で払ったという事になります。

しかし私はそんな物で手を引く程馬鹿ではありません。

根気よく説得してみましたが、結局お金を持っていない事には変わらないので、仕方なく警察に電話をする事にしました。

【関連】元タクシー運転手の独り言~割引交渉の仕方編~



決着



はっきり言ってタクシー運転手は警察に通報するという事はしたくありません。


運転手は時間走っていくら儲けるかで給料が変わるので、出来る限り無駄な時間は省きたいのが本音です。

警察が来ると、何やかんやと時間がかかってしまい、結果として損が大きくなってしまう事が大半です。

しかしお金がかかってくると呼ばなければ本当に損失となってしまうので、仕方なく呼びます。


警察に事の始終を話し、ご家族の方に連絡していただき、お支払いをしていただく事となりました。

乗り込んだマンションまで行き、言われた部屋番のインターホンを押したら70代後半位の小さなおばあちゃんが出てきました。


私に頭を何度も何度も下げるおばあちゃんを見ていると本当に悲しい気持ちになりました。

私ははっきり言ってお金さえいただければ頭を下げて頂く必要はありません。

それを伝えても『申し訳ない、申し訳ない。』と頭をさげてこられます。

当然ですけど、そんな年老いた母親にこんな恥をかかせるような事をしてはいけませんよね。

何よりお金を持たずにタクシーに乗るなんてホントやめて頂きたいです。



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